こんにちは!PHOTOWALKERのだい(@photowalker06)です。
みなさんは「ピン甘」「半逆光」のような言葉を聞いたことはありますでしょうか。
これらは、写真を趣味としている人が良く使う言葉です。
いわゆる業界用語みたいなものですね。
このような業界用語を多用し続けると、知らない人からは嫌な印象を持たれる可能性もあるので使用には気を付けないといけません。
ザギンでシースーみたいなものだね!
ですが、写真・カメラの特長や微妙なニュアンスを表現するために生まれた言葉なので、知っていると非常に便利です。
今回はカメラ経験者が使う専門用語をまとめてみました。
写真に関する専門用語
白とび/黒つぶれ
白とびはハイライトが明るすぎて真っ白になってしまうこと。黒つぶれはその逆で、シャドウが暗すぎて真っ黒となってしまうことです。
いずれの場合も記録されている色の情報が0となってしまうので、編集で露出を変更しても元に戻すことができません。
モードをマニュアルから戻し忘れた時によくやってしまいます。
昨日の設定が残ってて、写真が白飛びした。
ボケ味
ボケの程度のことで、「ぼけみ」や「ぼけあじ」と言われます。
英語でも「bokeh」と表現されています。
このレンズのボケ味はいい感じだ。
玉ボケ
点光源の光がボケた状態。街明かりや水面、木漏れ日等、点光源がある場所で発生します。
きらきらしているので、写真を華やかにしてくれます。
この場所は玉ボケが発生している。
ボケがうるさい
ボケの主張が大きいことです。
オールドレンズを使うと設計が古いので、ボケの輪郭がはっきりしていたり、ボケが流れていたりすることがあります。
ボケがきれいではなく主役を邪魔するほど目立ってしまう時に、ボケがうるさいと言うことがあります。
ボケが多すぎてうるさくなっているなぁ。
ピン甘
ぴんあま。目標物のピントがずれている状態。
合わせたはずのピントが合っていなかった時によく使います。
さっき撮った鳥の写真がピン甘だった。
眠い写真
ピン甘と似ていますが、コントラストが低くはっきりとしない写真を眠いと表現します。
太陽が出てなくて眠い写真になっているな。
設定に関する専門用語
F値
カメラを初めてわりと初期で知るF値。
レンズから入る光の量を調整するもので、写真の明るさやボケ感を調整するのに使われます。
絞り開放
F値と近いですが、夜間の暗いときやボケ感のある写真を撮りたい時に、「絞り開放」で写真を撮る時があります。
ここは暗いから絞り開放で撮ろう。
ISO感度
光の感受性のようなもので、レンズから入ってきた光をどれくらい増幅させるかを調整するのがISO感度です。
ISO感度を高めると、ノイズが乗ってしまうので基本的には低い値を使います。
色温度
色温度は、光の色を表す数値のことです。
色温度が低いほど赤みを帯び、色温度が高いほど青みを増します。
写真の色合いに影響するため、フォトグラファーは色温度を気にしながら撮影しますが、後でRAW現像する場合はAUTOで問題ありません。
AUTOで設定した色温度が青寄りになっているから補正しなきゃ。
撮影環境に関する専門用語
半逆光
完全な逆光でもなくサイド光でもない、斜め後ろ45度くらいから差し込む光を半逆光と呼んでいます。
被写体の輪郭を浮かび上がらせ、立体的に見えるためポートレートに向いており、フォトグラファーが好んでその角度で写真を撮りたがります。
ポートレートは半逆光がきれいに写る。
抜けがいい
キャノンイメージゲートウェイによると、「抜け」とは以下のような写真を指します。
はっきりとクリアに見え、鮮明に見える写真のこと。
写真用語集 – 抜け – キヤノンイメージゲートウェイ (imagegateway.net)
通常は空気中にチリがないとか、空気が澄んでいる状態を抜けがいいと言います。
奥行き感のある状態を言うこともありますが、これは誤った使い方ですね。
抜けがいい写真が撮れているね。
色被り
被写体の色が本来の色と異なって出てしまうことを色被りと言います。
赤が強い場合は赤かぶり、緑が強い場合は緑かぶりという言い方をします。
・蛍光灯の下で撮影する時(→青かぶり)
・夕日が出ている中で撮影する時(→赤・オレンジ被り)
・木の下や芝の上で撮影するとき(→緑被り)
私はロケーションフォトを撮る際に自然が多いところで撮ることが多いので、緑被りが発生しやすいです。
木の下は顔に緑が被るからこっちで撮ろう。
レンズに関する専門用語
バズーカレンズ
これは文字通り、「バズーカ」のようなレンズを指します。
主に望遠レンズで、全長が長くて大きなレンズはだいたいバズーカです。
パンケーキレンズ
これも文字通り、「パンケーキ」のようなレンズを指します。
薄くて軽くて小さい、主に単焦点レンズに使われます。
神レンズ
神のようなレンズです。
様々な理由から神レンズと言われることがありますが、条件は以下のようなものが中心です。
・描写力がとんでもない
・汎用性が高すぎる
・コスパが非常に良い
ちなみに「神ボディ」は聞いたことがないです。
専門用語を使いこなそう
フォトグラファー同士でコミュニケーションをとる上では、これらの言葉を知っていると非常に便利です。
知らない用語があれば、ぜひ覚えて用語を使ってみてください。
それでは、素敵な写真ライフを。