こんにちは!PHOTOWALKERのだい(@photowalker06)です。
どんな方でも写真を撮る機会は、旅行の時、食事の時、人を撮る時等たくさんあるかと思います。
その際に、「もうちょっと写真が上手であれば…」と考えたことのある人も多いのではないでしょうか。
もう少し写真が上手であれば、旅行の想い出をよりリアルに、料理をより美味しく、人物を素敵に撮ることができます。
でもセンスがないから私には無理だな…
大半の方がこのように考えて、すぐに諦めてしまうでしょう。
ですが、ちょっとしたコツを覚えるだけで写真が上手くなるのでこの記事を読んで試してみてください。
「写真はセンス」は間違い
まず、断っておきますが写真はセンスではありません。
写真は芸術領域なので感覚的に捉えるものと思われがちですが、ちゃんと理屈があります。
いい写真には、いいと言われる理論が当てはまっており、その理論さえ覚えてしまえば誰でも上手に撮ることができます。
理屈を言語化するイメージはこちらの記事でまとめています。
大半の方はその理論・方法を教わることがないのでセンスと呼ばれるものに任せてしまいがちです。
そして、センスとは自分が今まで見た写真等をインスピレーションとして蓄積されてきたもので、自分自身でも言語化して理解しているわけではありません。
そのため、殆どの人が“なんとなく”写真を撮っています。
写真が上手くなるコツを知る前に
写真を上達させる考え方や技術を知る前に押さえておきたいポイントがあります。
それは、自分はどういう写真を撮りたいか。
自分の撮りたい写真をはっきりさせる
写真は被写体によって撮り方が全く違うので、まずは自分の撮りたい写真がどういうものかを絞った方が上達は早まります。
分け方は、被写体(風景、人物、テーブルフォト等)の他に、写真の雰囲気(鮮やか/彩度低め、明るい/暗い)でも区分することができます。
- どのような被写体を撮りたいのか
- どのような雰囲気の写真にしたいのか
人それぞれの好みがあるので、まずは自分の撮りたい写真をはっきりさせましょう。
何でも撮れるようになるのは次のステップでOKです。
自分の撮りたい写真の見つけ方
自分の撮りたい写真がすでにわかっていればいいですが、対象を絞るとなると悩んでしまう人もいると思います。
その時は、今までに撮影した写真の中で、自分がいいと思う写真を100枚くらい並べてみましょう。
一見、統一感がなくばらばらのように見えるかもしれませんが、何かしらの共通点が見つかるはずです。
気づいた共通点をメモとして書き出してみると、整理しやすいです。
・よく撮る被写体は何か
・明るい/暗いはどちらが多いか
・寄り/引きはどちらが多いか
・ボケ感とはっきりした写真はどちらが多いか
Instagramの保存機能を使って、他の人の写真でまとめてみるのもいい方法かと思います。
写真の上達のために押さえるポイント6つ
たくさんあって、一度にすべて覚えるのは難しいかもしれませんが、少しづつ撮影に取り入れていくことで、今までとは違った写真が撮れるようになります。
露出を覚える
露出とは写真の明るさのことです。
スマホで撮影するときは露出設定が自動となっている場合が多く、「ちょうどいい」明るさに自動設定してくれます。
自動でもきれいに撮れますが、写真によっては意図的に明るく/暗くしたいことがあります。
例えば、人物写真では被写体がきれいに見えるよう通常よりも明るく補正したり、逆に情緒的な雰囲気を出すために暗くすることがあります。
明るさを変えるだけで写真の印象が変わるので、表現したい意図に合わせて露出を調整することが重要です。
構図を覚える
いつも被写体を真ん中に置いた写真ばかり撮っていませんか?それは日の丸構図と呼ばれる構図ではありますが、意識していないとついつい同じ構図で撮ってしまいがちです。
構図は写真に安定感を生み、被写体を際立たせる効果があります。
つまり、構図を意識して撮ると、上手い写真に繋がります。
構図にはいくつか種類があります。
状況に応じて使い分けられれば、ワンパターンな写真から脱却でき、写真のレベルが一段上がるでしょう。
・日の丸構図
・放射線構図
・対角線構図
・シンメトリー構図
・三分割法
絞りを覚える
絞りとはレンズがどれだけ光を通すかを調整する部分で、F値で表現されます。
F値は通常、F1.4~22くらいの範囲で調整が可能です。
F値が小さいほど背景がぼけ被写体を際立たせることができ、大きいほど全体がくっきりとした写真を撮ることができます。
そのため、人物写真ではF値を小さく、風景ではF値を高くする等して使い分けたりします。
F値を自在に調整することで意図に合った写真を撮ることができます。
シャッタースピードを覚える
シャッタースピードとは、何秒間シャッターを開くかを調整する部分です。
シャッタースピードは早ければ早いほど、高速で動く物体を捉えることができます。
カメラによっては1/4000秒や1/8000秒で設定できるものもあり、非常に動きが早いスポーツや動物、乗り物もピタっと止めて撮影することができます。
また、遅くするとより多くの光を取り込むことが可能になり、夜景等を撮影することができます。
光の向き・強さを覚える
光には向きや強さ、さらには色があり、写真の出来に大きく影響を与えます。
屋内であれば一定のため調整しやすいのですが、屋外の場合は太陽が移動したり雲で陰ることがあるので気を付ける必要があります。
光の向きは、逆光、順光、サイド光等に分けられ、被写体への光の当たり方によって撮れる写真が全く異なります。
人物撮影で順光であれば、顔は明るくなりますが影ができないのでのっぺりした印象になってしまいます。
逆光で撮影するときは顔が暗くなりますが、編集で暗部の明るさを持ち上げることで雰囲気のある写真に仕上げることもできます。
編集を覚える
写真はシャッターを切って終わりではありません。撮影後の編集もセットとなります。
明るさや色調整、トリミングをすることで、がらっと印象の違う写真になります。
最初はスマホアプリ上の編集でもよいかと思いますが、慣れてくると写真編集専用のソフトを使うことで、より詳細の調整が可能となります。
フォトグラファーよく使うAdobeのLightroomでは、部分的な補正や、不要部分の取り除き等も可能です。
写真を上達するために実施した方がいいこと
ここからはさらに写真が上達するために実施した方がいいことをご紹介します。
写真を撮る機会を増やす
1枚1枚の質も大事ですが、量を撮ることもとても重要です。
特に写真を始めたての内は、あまり細かいことを考えずたくさん撮りましょう。撮影を通じて気づけることがとても多いです。
デジタルカメラは何枚撮っても費用が掛からないので、とにかく撮影に出かけることが重要です。
上手い人の写真をたくさん見る、マネる
何事も上達の近道といわれるのは誰かをマネすることです。
写真の場合も、参考になる人の写真をとにかく真似して撮影してみることです。
ある程度再現ができるようになったらそこから自分の特長を追加していくことで、自分ならではの写真にしていくことができます。
マネする時のポイント
マネする際のポイントとして、写真の場合は同じ場所で撮影したとしてもそっくり同じ写真にはなりません。
ボケ量や、シャッタースピード等の設定に加え、光の向きや強さ等の環境が違うからです。
上手い人の写真を見て、何mmで撮影しているか、光源の位置はどこにあるか、F値やシャッタースピードはどのくらいか等が分かるようになると、自分の写真に生かすことができるようになります。
誰かに共有する
出来た写真を誰かに共有して反応をもらうことは、写真のモチベーションを高めてくれるのでおすすめです。
今ではSNSがあるので積極的に写真を投稿してみましょう。
写真のポイントを押さえて初心者を脱却しよう
いきなりすべてを実践していくのは難易度が高いので、たくさん写真を撮る中で身についていただけるといいと思います。
写真が上手くなると撮影・編集がさらに楽しく好きになっていきます。
自分が納得できる写真が撮れるよう実践してみてください!
それでは、素敵な写真ライフを。